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絵本タイムと 対応力 [シナリオ作法]

まだ、息子が ちぃちゃい頃には
絵柄を見たり、簡単なお話だけの絵本を読んでいました。
それですと、あっという間に読み終わりますので
なかなか寝ついてくれないんですよね。

なので、2・3歳の頃は、おてて絵本をしていました。
子供番組で、そういうコーナーがあるんですよね。
こう、手をパンパンと合わせて、絵本の様に手を開くんです。
で、自分で考えたお話を聞かせる、というもの。

私もよく息子にせがまれて
寝る前に、おてて絵本を読んでいました。
読んでいた。って言っても、これ即興でお話作るワケですから
結構、頭を使います。ギャラが発生してもいいと思います。

今日は、何のお話がいいの?と、聞いて
「んー、と 僕が出て、お母さんも出て、あと、恐竜も出して」
とかリクエストを聞いて、お話をします。
途中で、
「あ、やっぱりピクニックに行くんだよ!
  それと保育園の友達も来て、恐竜に捕まったよ!どうする?」
とか、別要素が加わってきます。

恐竜や怪獣を出すと、大抵、戦い場面を出す事になるので
妻には「寝る前に興奮しちゃうからダメ!」
と、私が叱られます。

なので、何とかファンタジー路線に物語を進めようとするんですが
のんびりした展開に飽きた息子が、
「そこに怪獣のねぇ、レッドキングが出て来たよ!」
        レッドキング.jpg
と、始めるので、また修正が大変です。
……、
ん?
これ、何だか脚本の打ち合わせみたいです。
いつの間にか、息子から対応力を鍛えられていたようですね。

なので「私は屈しない」の本打ちの際には役立ちました。
実際の事件をベースにしたドラマですので
色々と調整する事が多かったんですが
息子のおかげで、すばやく対応できました。

仁義なき戦い」や「 日本侠客伝 」などで有名な
脚本家・笠原和夫が、その著作で、
「直しには応じろ」
プロとアマの違いは、そこだ。
と、仰ってます。

なるほど。

プロデューサーの要望にきっちり対応する力、必要ですよねぇ。
しかし、息子は、プロデューサーにでもなるつもりなんでしょうか。

ちなみに現在は、ひらがなを読めるようになってきたので
息子は、自分で絵本を読もうと頑張っております。
怪傑ゾロリの他に、お気に入りは、この「みけねこキャラコ」。
   

私も、この本、大好きです。


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