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実戦とプロット [日誌]

私のデビュー作を演出してくれた監督は
泳ぎを覚えるのは水に飛び込むのが一番!という人で、
私を何度も実戦に放り込んで鍛えてくれたワケですが
誰かが嘘をついている」以降、直接お仕事をしてないので
そろそろまたご一緒したいなぁ、なんて思って企画書を幾つか準備中です。

企画書から関わるのって大変ですよね。
プロットライターという人達がいるそうで
あらすじだけ書いて企画書を通すお手伝いをするんですが
そうとは知らず、私もやった事があります。

「世にも奇妙な物語」のプロデューサーさんに言われて
5本だか6本だか提出しました。
が、撮影時間がかかりそう。という理由で却下されました。
残念。
これでプロットが採用されたら、脚本家に渡されてシナリオにする、と
そういう段取りみたいでした。
それを聞いた時は、プロット通った時は全部俺に書かせてくれ!
と思ったんですけど、そういう仕組みではないようです。
ていうか、そんなド新人に書かせる訳ありません。
生意気でしたね。
でも、そのくらい図々しくないとやってけないトコではあります。

私はどうやらそこら辺の図々しさが足りないようで、
キミは人がいいなぁ。と監督やプロデューサーから言われた事が何度もあります。
図々しい位の人達に煮え湯を飲まされた事も多々あるので、
人がいいだけじゃ、仕事になんないっスよ。と思いつつ聞いてるワケですが
人がいいのはそのままに仕事になるようにすればいいのか!と最近気づきました。
できるかどうか、やってみようと思っております。

さて、そんなこんなで、ドラマや映画が形になってなくても
脚本家は日々、企画書や脚本を書いております。
それがギャラになったり、踏み倒されたりしつつも、です。

そういえば、宮本監督と初めて会った時も、企画書作りのお手伝いでした。
初めて書いたプロットを見せて、矢継ぎ早に繰り出される質問に
必死で答えてると、あっという間に日が暮れてました。

鋭い質問をビシッと投げ込み、ザクッとシナリオの急所を突く監督ですが
私が「台本にした時の行数とか字数とか決まってるんですか?」
と聞くと、どこかのドラマ台本を持って来て、一字一字数えてくれるという
優しい面も持っております。

企画書作りというのは中々に悩ましいものですが
これができないと、既に通った企画書をシナリオ化する時に
お呼びがかかるのを待つだけになってしまいます。
大御所さんなら、それでもいいでしょうが
こちとらまだ、ペーペーですから。
先生だなんて言ってくれるのはTBSの真木さんだけですから。
なので、こちらから打って出る為には必要なスキルなんですね。

てな事言って、プロット作りばかりしてますと
脚本執筆の勘が鈍ってしまいます。
なので、企画書作りと並行して、別の脚本も書いております。
毎日、毎日、書いてますよ。
仕事、大好き!

ラー雄叫び.jpg

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