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プロットと提灯記事 [シナリオ作法]

前回、企画書の為のプロット作りをしていると書きましたが、
シナリオスクールに通ったり
18000円払って企画書講座を受講する気がない、という人から
何か参考になる本はないですか?と質問されました。
… 。
自力で探せ!

と、思いましたが、私もオニじゃありませんので
私が読んで良かったものを紹介しました。
もしかしたら、他にも同じ様に知りたがってる人がいるかもしれないと
思いましたので、ここで紹介する事にします。
以前にも登場しましたけど、
笠原和夫さん著「映画はやくざなり」
   


この本の「脚本執筆前の工程」部分が、
プロット作りに役立つんではないでしょうか。
コンセプトの検討に始まり、テーマの設定やキャラの創造、そして
プロット作りは2000字で、という具体的なアドバイスまで、
7つの項目で脚本執筆前の工程について言及されてます。
興味のある人は読んでみてください。

私はちょっと変則的に脚本家の世界に入ったものですから
プロットライターとして何年か修行したという経験がありません。
で、最初の企画書を宮本監督に提出した後に、このままじゃいかんなと。
どうしたもんかと思いまして、自主練をする事にしました。

どうするかと言いますと、
何度観ても面白い!という作品をシーンごとに書き写すんです。
台詞の一字一句まで全部、ではなくて要約で大丈夫。
台詞と行動の要約を書き留めて、ストーリーの流れを掴むワケです。

で、その後に、ブロックごとに更に要約してみましょう。
すると、あ、ここが転換点なんだな、とか
主人公が立ち直る為のストロークはどれくらいあればいいのか、
とか色々わかってきます。

更に、これを元に自分なりに企画書のプロットを書いてみるんですね。
この作業を何回かすると、あら不思議。
プロット作りもサクサクできるようになりました。

できれば時間もメモしといた方がいいです。
 12分:主人公が友人の家を訪ねる。
 68分:主人公が勇者の剣を探し当てる。 …てな感じで。
これは実際に脚本を書く時のページ配分の目安の参考になります。

映画「サイドウェイズ」の時も、
オリジナル版のDVDをペンを片手に観まして、
プロット構成を把握する事から始めました。
サラフォルニア.JPG
なので、台詞は全て変えてありますが
構成をなるべくオリジナルから逸脱しないようにする事で
全く別の映画じゃん!というリメイクにはなってないと思います。
そこら辺は、ご自分の目で確かめてみて下さいね。

iTunesでも観られますよ。
レンタルもありますので、お気軽にどうぞ「サイドウェイズ」
Amazonビデオでもご覧になれます→ Amazonビデオ「サイドウェイズ」

は?! これはステマ?! 提灯記事?!

色々と書きましたが、参考にする人はいるのか?
という疑問が出て来ました。
が、
ここまで書いちゃったんで、このまま載せます。

でも、近道はシナリオスクールに通う事だと思いますよ。

私は行った事ないですけど。
取材には行きたいですけど。

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