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官僚とアリナミンA [日誌]

前回、官僚について言及しましたけど、
実際に知ってる官僚というのが
「出張にかこつけて奥さんを同伴させて
その代金も官費で賄っちゃうようなヤツ」だけしか知らなかったので、
つい厳しい事を言ってしまいました。

もちろん、良い仕事をきっちりしてる方も多く、
私は屈しない 」のモデルとなった村木厚子さんも
その一人だと思います。

冤罪で逮捕された当時は厚労省の雇用均等・児童家庭局長でした。

私の記憶違いでなかったら
改正育児・介護休業法をとりまとめたのは
村木さんだったと思います。
3歳までの子供がいる場合、短時間勤務が保証される事となって
妻はとても助かったと言ってました。

途中まで入れてたんですが、本打ちの際に
尺の関係で残念ながらカットしたエピソードがありまして
村木さんの娘さんがまだ5、6歳の頃のお話です。
1ヶ月もの長期出張から帰ってきた時に、
まず一緒にお風呂に入ったそうです。
文句も言わず、良い子でいたという娘さんに、
「留守番ありがとう。これならまた出張があっても大丈夫だね」
と言ったら、気丈に振る舞っていた娘さんが
「もう、一人はイヤだよう」と涙をこぼしたそうです。

その時の切ない思いが、育児にまつわる環境を整えたいという
職業的な使命感に転化されたのかな、なんて考えたりもしました。

子供と一緒に遊ぶというのも、大切な育児のひとつだと思いますが
そんな事言うと、ただ遊んでるだけじゃん、
とか言ってくる人が必ずいます。
でも、遊ぶのって大変ですよね。そう思います。
保母さんとか、おうちでお子さんと遊んでるお母さんとか
スゴいと思います。私は15分で疲れます。
頑張って30分。流し気味で許してもらって、ようやく1時間。
こっちはヘトヘトですよ。遊ぶのだけでグッタリですわ。
でもお母さん方、その合間に掃除とか洗濯とか料理とかするんでしょ?
なんだそりゃ。どんな神業だ。

で、ヘトヘトになりながら遊んでると
テレビでアニメか何かが始まり、ようやく解放。
ちょっと休めるなぁ、なんて思ってると
CMの間だけ、戦いゴッコしよ!と言ってきます。

先日、イライラしてた時にそれをやられたので
「お前の暇つぶしの為に生きてんじゃねーんだよ」
と、言ったところ、息子は「えぇ?」と困惑しておりました。

しかし、よく考えてみたら
脚本家は皆の暇つぶしの為に仕事してるんですよね。
そしたら、暇つぶしの為に生きてるのと一緒です。
うむ。
息子よ。父ちゃんが悪かった。
職業的使命感に転化されたぞ。
これからは、なるべくキミの遊びにつきあうから。
…と、誓うんですが、体力がついてきません。
アリナミンAを飲む事にしました。
アリナミンA.jpg
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