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お盆休みとGODZILLA [日誌]

前回、お盆休みについて書きましたが
世間的には夏休みと言う人の方が多いんだなぁ、
なんて後になって気がつきました。

私は大工の倅ですので、何となく昔風の物言いになってしまいがちです。
以前も「えっちらおっちら」とか書いたら
昔なじみの友人から「キミとは同い年だけど、そんな言葉使いしないよ」
と、指摘されてしまいました。

まぁ、でもいいんです。
私は大工の倅というポジション、気に入ってます。
子供の頃から、父が大工である事が誇りだったりします。

木材を加工する音や、おがくずでフワフワの作業場の感触と共に
胸一杯に吸い込む木の香りが子供の頃の思い出とセットになってます。
木の香りっていいですよね。
子供の頃は毎日、木の香りに包まれてて
今、思うと贅沢な日々でした。

そんな子供の頃から大好きだったのが怪獣でして
中でもゴジラは格別でした。

   
第一作目のゴジラは、いつか映画館のスクリーンで観るんだい
と心に決めてビデオもDVDも観ずに過ごしていました。

私の兄に、「東京に行けば色んな映画が観られるぞ」と唆され、
ちょっと外れて横浜に住む事になり、それでも「ぴあ」を買って
東京の名画座をチェックして「ゴジラ」を上映してないか探してました。

おかげで「カサブランカ」を荻窪の名画座で観る事ができたり
銀座で「カッコーの巣の上で」を観る事ができました。
が、いかんせん「ゴジラ」は上映しませんでした。

そのうち、名画座は次々となくなり、
もうゴジラを観る事はないのか… と思ってました。

そしたらですねぇ、ハリウッドで「GODZILLA」やるってぇじゃないですか。
そんで第一作目も上映するってぇじゃないですか。あはははは。

喜び勇んで観に行きましたよ。第一作目。デジタルリマスター版。
六本木まで、えっちらおっちら行きましたよ。
もうね、何だかオープニングのゴジラのテーマが流れたら
一緒に涙も流れましたよ。
四半世紀待った映画が観られるんですからね。
しかもパンフレットの復刻版も売ってたですよ。あははは。
勿論、速攻買いましたよ。ニヤニヤしながら眺めました。
ありがとう東宝さん。

そして当然ハリウッド版「GODZILLA」も観ました。
せっかくなので有楽町マリオンの日劇で観ましたよ。
946席、7.2m×17.3mの巨大スクリーンですよ。わはははは。
シネコンとかだと封切りから日が経つと、どんどん小さいスクリーンに
追いやられてしまいますが、そこは東宝の心意気なんでしょうね、
公開終了まで、どデカい劇場で上映されておりました。
東宝さん、ありがとう。

私もいつかゴジラの脚本が書けますように。

てな事を考えていたら、息子が何故か
伊福部昭のゴジラのテーマを口ずさんでました。しかも歌詞付きで。
♪ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがあらわれた
  ♪ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがまた出たぞ
なにそれ。どこで覚えたの?!と尋ねたら
「父ちゃんが歌ってた」 だ、そうです。
どうやら、無意識のうちに口ずさんでたのを息子が覚えてしまったようです。

この後、息子が口ずさむゴジラのテーマを聞きつつ、
父ちゃんはウルトラマン役を拝命し、
息子演じるゴジラに踏みつぶされる事となります。
最近は、これに娘も参加してきて
キャッキャ言いながら、私の腹を踏みつぶしていきます。
容赦ないですな。

秋の風景.jpg
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