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デヴィッド・パットナムと ロキソニン [日誌]

去る10月26日に
MPA-DHUフィルムワークショップに参加しました。
フィルムワークショップ.jpg

アメリカの映画協会とデジタルハリウッド大学が主催し、
東京国際映画祭が協賛したワークショップで
テーマは「ストーリーテリング」。

ハムの人こと別所哲也さんのプレゼンや
長編映画のシノプシスコンテストを通してストーリーテリングについて学ぶ訳です。

コンテストでは、一人5分の時間内に自分の映画を説明しつつ売り込む
「Pitch」と言われるものをしました。

「Pitch」は、初めて聞く人に如何に直感的に売り込めるかが問われます。
あらすじだけダラダラ説明してもいけませんし、
抽象的な美辞麗句だけでは相手がイメージできません。

で、ハリウッド仕込みのコンサルタントやプロデューサーを相手に
自分の作品をPitchingして、その後フィードバックをもらったり
質問を受けるなどして「Pitch」スキルの向上を図りました。

ちなみに私が行った「Pitch」はこちらで全文読めます

企画の売り込みに必須だなぁと感じたんですが
こういうの日本のシナリオスクールでは教えてるんでしょうかね。

コンテンツ事業の重要性が喧伝されてますが
作り手の養成を、ある程度 体系立てて構築しない事には
コンテンツの安定供給もままなりません。

その点が日本の立ち後れてる分野だと
このワークショップで誰だかが、お話されてました。
私も同感です。

そんなこんなで普段は聞けないアメリカ映画協会の会長の話や
パネルディスカッションなどもあり、盛り沢山な内容でした。

そして、基調講演は何と、デヴィッド・パットナム卿ですよ。

小さな恋のメロディ」や「炎のランナー」
「ミッドナイトエクスプレス」や「ミッション」ですよ。

あははは。レジェンドじゃないですか。
小学生の頃「炎のランナー」見て、走るフォームを直した事を思い出します。

どれも大好きな映画ばかりです。

で、基調講演なんですが、
デヴィッド・パットナム卿の話を聞き逃さんと
ものすごい集中力で、メモ取りながら聴講してたんですね。

パットナム卿の話はとても面白く
新しいフィルムメーカーを勇気づけるものでした。
困難が待ち受けてるけど、決して諦めるなと
すごい熱量で伝えてきます。

講演終了後、パットナム卿が私の所に来てくれて
話しかけてくれました。
肩を優しくポンポンと叩き、力強く握手をして去っていきました。

どうやら、会場の中で一番熱心に聴講してたのが私で
パットナム卿は、その熱心さが嬉しくて御礼に来てくれた様です。
フィルムメーカーとしての道のりも、その熱心さで歩き続けて欲しい、
飽くなき挑戦と努力が必要だが
君ならきっとできるはずだ、と激励されました。

今年は幾つもの企画書が没になったり
他のテレビ局にかっさらわれたりと
中々成果に現れない年でしたが、
デヴィッド・パットナム卿に激励されたんですから
それで良し。
と、思いました。

今年はまだ1ヶ月半ありますけど
来年への種まきとして費やそうと思います。
きっと花が咲きますように。

蓮の花.JPG

そう言えば、パットナム卿の講演では
所々、映画音楽をピアノで生演奏されたんですが、
そのピアノ演奏者がパットナム卿の息子さんだったんです。

息子のピアノ演奏が終わった時の
パットナム卿の笑顔が本当に慈しみ深くて
とても印象的でした。

また、仕事頑張ります。
尿道結石はまだ痛いけどね。
外出先で痛むのが怖いからロキソニン手放せないけどね。
でも、がんばります。

仕事するぞー

ラー2.jpg
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