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交流会とプロット [日誌]

前回から間が空いてしまいましたが、みなさん如何お過ごしでしたでしょうか。
よき年越しを迎え、よき節分を過ごされたことを願います。
それと、バレンタインでは美味しいチョコを食べましたか?
最近は、なんだか恋愛イベントというよりも
チョコを楽しむイベントになってきてるような気がします。
チョコ好きとしては嬉しい限りですが。

なにはともあれ
今年もよろしくお願い致します。
shinnen_aisatsu_man.png

さて、前回でも触れましたが、昨年12月に交流会に出かけました。
そこで良さげな人たちと出逢えたと書きましたが、
その後、良さげな人からプロデューサーを紹介されて
プロット・コンペに参加させて頂くことになりました。

あるプロジェクトに関するプロット採用に向けて
大勢の作家さんが腕を競って応募するものです。
いわゆるプロットライターとしてのお仕事ですが
これで実力を見せれば、次のお仕事にもつながる訳です。

以前、この記事で書いた時のように
メインライターを奪ってやる!くらいの勢いで書きました。
奪うのは中々むずかしいですが、私が書きましょうか的な事を
ちょいちょい差し挟んでサブリミナル効果を狙ってます。
おそらく何かあった時には私にメインライターを頼んでくるはず(^^

幸いにも第一関門は突破しまして、
その後、打ち合わせやら書き直しやら何やらで
久々に仕事をしながら年越しをする事になりました。
大変でしたが、楽しかったです。
その甲斐あってか、なんとかコンペには勝ち残ってるようです。
メインライターもさせてくんないかなぁ…。
もうシナリオ書いて送りつけちゃおうかな。とか考えております。

最近はオファーされて企画書なりプロットなりシナリオを書く事が多いんですが
コンペ形式だと、また違った意味でヤル気が燃え上がりますね。

交流会の時に別の脚本家の方と話をした時に
「プロット作りの難しさ」が話題になりました。
コンペ等で短い場合は、A4ペラ1枚で物語の面白さを伝えないといけない訳です。
そうすると台詞回しの面白さが売りの人も
ストーリー展開の面白さが売りの人も
短いプロットという枠の中でも充分伝わるプロット用の面白さ
を、身につけねばなりません。
面白さだけでなく、脚本上では矛盾なく上手く描ける勝算があるのに
プロットにすると長々と説明しなければ相手に伝わらないって事も、ままあります。

そんなこんなで、プロット書きというスキルを身につけるというのが
脚本家としてやっていくのに、とても重要になってくるんですなぁ。
なんて、話し合ったりしてました。

かといってプロットの面白さだけに特化しちゃうと
いざ自分で脚本化する時に、きちんと描けなかったりする恐れもあるので
プロット作りで大風呂敷を広げるのもまた問題だよねぇ、なんて事も話しました。

とにもかくにも、プロット書きは必須スキルな訳で
これを読んでるかもしれない脚本家志望の皆さんにお伝えしたいのは
シナリオコンクールの「あらすじ」も、決して手を抜いてはいけません。
脚本が面白かったら大丈夫、と思わずに
あらすじをどう面白く読ませるかにも注力してください。

そういえば、その昔、台場にあるテレビ局のプロデューサーに
「名刺代わりのプロット、ビシッと、ちょうだいよ」と言われました。

シナリオスクールも通わず、プロットライターもせず、いきなり脚本を書いてた私は
ビシッとしたものをあげることができずに、鼻をへし折られる訳ですが
今なら、ビシッとしたプロットを「これでも喰らえ!」
baseball_pitcher.png
と言ってやれると思います。

へし折られた鼻ではありますが、その後、難航した脚本化のリライトを担当して
プロデューサーの鼻をあかしておいてやりました。
以降、プロット書きの勉強をするようになり、少しは上達したように思います。
ビシッと名刺代わりのプロットをお渡しできますので
ご依頼、お待ちしてます。左にあるメールフォームからどうぞ。
…(スマホなどでサイドバーが表示されない場合は、こちらのツイッターへ)…
…(どなたでもDM送れますので、どうぞご活用ください)…

それはともかく、そのプロデューサーの言った「名刺代わりのプロット」
というのは、実に的を射た表現だと思います。
今も肝に銘じ、「名刺代わりのプロット」を渡せるよう努力してます。


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