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「雨上がりの夜空に」と 勉強 [日誌]

前回は「雨上がりの夜空に」について少し触れました。
40代後半の方ならすぐに分かるでしょうが
そうでない方は、雨上がり決死隊を思い浮かべるのでしょうか。

ちなみに「雨上がりの夜空に」と書きましたが
正確には「雨あがりの夜空に」でした。
すいません。
さて、その「雨あがりの夜空に」ですが
RCサクセションの歌のタイトルです。



中学生になりたての私は、色々と背伸びをして
アイドルのレコードや歌謡曲ではなく
RCサクセションを聴いたりしてました。

一番初めに買ったレコードは何?と聞かれた時のために
日本のポップスを買うのを我慢して
わざわざ洋楽をセレクトするような中学生だったのです。
確かクイーンの「レディオ・ガ・ガ」だったと思います。
アルバムはビートルズのベストアルバムでした。

で、邦楽なら何がいいかなと思った時に
当時、FMラジオで佐野元春の番組を聞いていたので
佐野元春もいいかなと思ったんですが
小洒落たジャケットに怯んでしまいまして、
もうちょっと別角度から邦楽に入ろうかということで
RCサクセションのシングル・マンを買ってみました。

で、その後、「雨あがりの夜空に」に出逢う訳ですが
確か、これは高校生も終盤になってからだと思います。

この曲には随分と勇気づけられた記憶があります。
特に「どうぞ勝手に降ってくれポシャるまで
WOO いつまで続くのか見せてもらうさ」
という部分が一番、心に残っています。
色んな捉え方があるので、どんな風に勇気をもらったかは割愛しますが
ここで言いたいのは、実はこの部分の歌詞は
忌野清志郎さんが書いたのではなく、
プロデューサーが直したものだ、という事です。

一番、心に刺さったのがプロデューサーの直しによるもの。

それをもって、じゃあプロデューサーが全部書けばいいじゃん
という事にはならないでしょう。
作家がゼロから作らなければ、こういう風に直しましょうとはならないはずです。
ただ、やっぱり傍目八目、プロデューサーの視点というのは大事なんだな
そう思います。

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仕事の場で、自分が作ったものに何だかんだとダメ出しをされると、
なんだとこの野郎、だったらテメェがやってみろや、クソが。
てな風に思うこともあるでしょうけど
そこはグッとこらえて、別視点に立ってみたらいいんじゃないかな。
そんな事を、思わせてくれます。

あ、私は別に、そんな風な口汚く罵るようなマネはした事ないですし
思った事もないですよ。…たぶん。

私はプロデューサーや監督との巡り合わせには恵まれてる方ですので
ダメ出しなんかも、なるほど、と納得させられる事が多いんですが
それでもやっぱり、どう考えてもトンチンカンな指摘や修正を望む人も
中にはいらっしゃる訳で、そういう時はまた別な対応をする事にしております。
お互いの相性もあるでしょうし、そういうのは歩み寄りもできないので
早々に見切りをつけた方がお互いのためにもいいと思ってます。

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今は幸いにして、そんなトンチンカンな人とは仕事をせずに済んでおります。
なんとか面白いものを提供できるように、日々、書いております。
お仕事があるのはありがたいですな。
これがギャラにつながるともっとありがたいです。
フリーランスは取りっぱぐれのないように仕事をしなくちゃなんだなぁ。
そんな事、思ってもみなかったなぁ。
人生、いつまでも勉強です。

そういえば、まもなくボジョレーヌーボーの解禁日ですね。
ワインを飲みながら見るのに丁度いい映画がありますので、良かったらどうぞ。



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その構成は、見事なものです。
脚本家を目指してる方は、オリジナルを見て勉強したあと
こちらの日本版を見て、ほっこりしてもらうのもいいかもしれません。

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