参考図書と寝言

息子がヨチヨチ歩きをして
言葉も少しばかり喋るようになった頃、
育児の参考図書として「子育てハッピーアドバイス」の
何巻だかを購入しました。
随分、気持ちが楽になったのを覚えています。

それでも、何かと叱ったりイラっとするのが無くなる訳ではなく
その度に辛抱、辛抱と自分に言い聞かせるのですが
なかなか難しいです。

そんな父のイラつきなど関係なく、
彼の方は、色んな形で、私を癒してくれます。

夜中に仕事をしていると
隣の部屋で寝ている家族の寝言が聞こえて来ます。
主に息子の寝言ですが、
「ちっちゃい方の半分でいいよ」
とか、かわいい寝言が聞こえてきて和みます。

これは妻から聞いた話ですが、
息子が夜中にムニャムニャと目を覚ましたそうです。
で、彼が隣をふと見ると、まだ赤ちゃんの妹が寝ております。
それを見た４歳の息子は、
「ママが赤ちゃんになっちゃった…」
と、言って赤ちゃんを眺め、
「かわいいねー…」
と、言いつつ、そっと撫でたそうです。
で、ちょっと不思議そうに見た後、
「ま、いっか」と呟いて再び寝たそうです。

ママが赤ちゃんになったと思ったのもかわいいですけど
それで慌てるでもなく「ま、いっか」ですって。
受け入れちゃったのか、息子よ。
なんて懐の深い４歳児でしょうか。

先日も、
私が仕事で、ほぼ徹夜という状態が何日も続き
さすがに今日はもう寝る！と、言って
早々に布団に入った時の事です。
ウトウトしかけた時に娘がウワーンと泣き出したんですね。
そしたら息子が私の耳を両手でそっとふさいでくれました。
なんて思いやりのある４歳児なんだ、キミは。

このままステキな大人になってくれる事を祈ります。

キミにふさわしい父であろうと頑張ろうと思います。

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