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ハムラビ MPA-DHU FilmWorkshopでのPitch [お知らせ]

私は上杉隆之と申します。
社会派サスペンス映画「ハムラビ」を紹介致します。

皆さんは、死刑制度の是非について考えた事はあるでしょうか。

身近に感じないから、あまり深く考えた事はない。
そんな人が多いように思います。

しかし、あなたの命が関わっているとしたらどうでしょう。
死刑執行を決断しなければ
あなたの命が奪われる可能性があるとしたら、どうしますか。


殺されてもいい人間なんて一人もいない。
 ―わかります―

人の命の重さは、みんな一緒だ。
 ―わかります―

刑罰として死刑は非人道的だ。
 ―わかります―

しかし、何人もの人の命を奪った死刑囚の命と
何の罪もない一般市民の命、
どちらかを選べと言われたら、
あなたならどうしますか。

そんな選択を迫られる事件を描いたのが
私の作品「ハムラビ」です。



物語は、死刑廃止論者に対する連続殺人事件で始まります。

犯人は動画サイトに犯行声明を投稿。
と、同時に日本中に対して驚きの要求が突きつけられます。

「 人質は全ての一般市民。 要求は全ての死刑囚に対する死刑執行…!」

犯人は
死刑囚全員に対して死刑が執行されなければ、
我々一般市民を殺すと脅迫してきます。

前代未聞の事件に、警察と政府は翻弄されます。

やがて犯人の矛先は、死刑廃止論者のリーダー村木教授へと向かいます。

刑事たちが、犯人を物理的に追跡する一方、
村木教授は、死刑廃止を訴える事で、犯人と精神的に対決を続けます。

「奪った命は、自らの命で購え」という犯人に対して
「人の命を奪う事は、どんな理由があろうと許されない」とする村木教授。

真っ向から対立する両者は、最後の対決に挑みます。
村木教授の娘を誘拐し、
「愛する娘の命を救うために、連続殺人犯である私を殺せ」
と、究極の選択を突きつける犯人。

さて、この結末を知りたい方は、
「ハムラビ」への出資をして頂くか、
映画館で公開されるまで、どうぞお待ち下さい。

センセーショナルな映画になる事まちがいなし
映画「ハムラビ」
どうぞよろしくお願いします。

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これは、先日開催された「 MPA-DHU FilmWorkshop 」で
私が行った映画企画「ハムラビ」の Pitch です。

Pitchとは初対面の相手に対して企画を売り込む事です。

とても重要なスキルですが、
このスキルを磨く場が日本の映画産業においては、ありませんでした。

このままではいけないと言う事で
日本国際映画著作権協会とデジタルハリウッド大学、
そしてアメリカの映画協会が共催してワークショップを開く事になりました。

んで、そこへ私もノコノコ行ってきた訳ですね。
「ハムラビ」で城戸賞準入賞を果たしたものの映画化への道のりは険しく
これは私自身のプレゼンスキルとか磨かないとだな、という思いからです。

あらかじめシノプシスを提出して
選考された20名が、それぞれPitchを行います。

その過程で、審査員からPitchについてのアドバイスを受けたり
質問を受けたりすることで、より良いものに仕上げる訳ですが
ハリウッド仕込みの弁護士やプロデューサーから
あれやこれやと質問されたり指摘されたりと
大変、有意義な時間が過ごせました。

そして、ファイナリスト8名による最終Pitch が行われ
質疑応答があり、グランプリが決められます。

グランプリは最後にPitchを行い場内の爆笑を誘った「童貞組長」に決まりました。

残念ながら、私はグランプリが取れませんでしたけど、
とても貴重な経験でしたので
今後、映画企画としての「ハムラビ」の売り込みに役立てようと思います。

追記:Amazonキンドルで「ハムラビ」小説版・脚本版ともに配信販売しております。
   どうぞよろしくお願い致します。

ハムラビ表紙_全編1201.jpg


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